他社借り入れがあっても借りられるのか不安に思う人もいるかもしれませんが、カードローンなら、既存のローン残債がある状態でも審査に通過できます。
貸金業者が遵守している貸金業法や銀行法では、利用できる件数に上限を設けていないため、他社借り入れ7件で借りれるカードローンもあります。
実際に金融庁は、複数社のカードローンを利用している人が626.6万人もいる旨を公表していました。
他社借り入れの件数 | 5社以上 | 4社 | 3社 | 2社 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
人数 | 124.2万人 | 108.1万人 | 154.9万人 | 239.4万人 | 626.6万人 |
参考元: 無担保無保証借入の残高がある者の借入件数毎登録状況
ただし、他社借り入れがあっても融資に積極的なのは一部の貸金業者で、銀行カードローンのように消極的な借入先もあります。
大手消費者金融や中小消費者金融は、専業義務を課せられている銀行と違って貸金業のみを実施するノンバンクに分類されており、利息収益を得て経営しています。
新規顧客を獲得する目的で、派遣社員や日雇労働者でも利用できるほど貸付対象を幅広く設けており、他社借り入れがあっても審査に通過できることが特徴です。
特に大手消費者金融は、他社借り入れの件数が7件でも借りられるうえ、総量規制オーバーの利用もできます。
- 他社借り入れがあっても借りられるカードローンは消費者金融だけ
- 中小消費者金融は5社でも借り入れできるため最後に利用するのが最適
- 他社借り入れ7件で審査に通過する方法は滞りなく返済を進めること
この記事では、他社借り入れがあっても借りられるカードローンを紹介しています。
他社借り入れの件数が7件でも審査に通過する方法や申告する必要がないローン商品など、詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
他社借り入れあっても借りれるカードローンは消費者金融だけ
他社借り入れがあっても借りられるカードローンを提供しているのは、消費者金融のみです。
上述したように消費者金融は新規顧客を獲得する目的で貸付対象を幅広く設けており、複数社のカードローンを利用している人でも積極的に融資を実施してもらえます。
ただし、消費者金融は会社の規模や種類によって以下のように分類されており、他社借り入れが3社以上あると融資を断られるケースもあります。
借入先 | 大手消費者金融 | 中小消費者金融 | Web取引専門貸金業者 | クレジットのキャッシング枠 |
---|---|---|---|---|
他社借り入れの件数 | 3社以上 | 5社以内 | 2社以内 | 2社以内 |
融資に積極的 | ◎ | ◯ | △ | △ |
非正規雇用者の借り入れ | ◎ | ◯ | ◯ | △ |
総量規制対象外の借り入れ | ◯ | × | × | × |
即日融資 | ◯ | △ | × | × |
郵送物なし | ◯ | △ | ◯ | × |
在籍確認なし | ◯ | △ | △ | △ |
一見すると中小消費者金融は他社借り入れの件数が5件でも利用できるため、最も審査に通過しやすい印象を受ける人もいるかもしれません。
しかし、実際のところ融資に積極的なのは大手消費者金融で、非正規雇用者でも借り入れできるほど貸付対象を幅広く設けています。
大手消費者金融は銀行の傘下で運営しており、個人経営している中小消費者金融と比べて資金力が高いことから、貸し倒れのリスクがある人に対しても融資を実施できるのが特徴です。
さらに、総量規制対象外のカードローンも提供しており、年収の3分の1を超えた新たな借り入れが可能で、件数が4件以上でも審査に通過できます。
大手消費者金融ごとに貸金業法を遵守した勧誘方針を定めており、他社借り入れがある人でも安全にお金を借りられるのが魅力のひとつです。
他社借り入れが原因でカードローンを利用できるか不安な人は、大手消費者金融を選択しましょう。
大手消費者金融は借り入れ件数が3社以上でも融資を受けられる
大手消費者金融は借り入れ件数が3社以上でも融資を受けられるため、4社目として利用することも可能です。
消費者金融のなかでも大手は資金力が高く、一般的に返済能力が認められない人でも前向きに与信審査を進めてもらえます。
誰でも借り入れしやすい環境を整える目的で、無利息期間が適用されたりカードレスで利用できたりするので、利便性が高いのも特徴です。
既に大手消費者金融から融資を断られた人もいるかもしれませんが、会社ごとに異なる審査基準を設けており、他のカードローンに申し込めば借り入れに成功する可能性は十分あります。
他社借り入れがあっても融資に前向きな大手消費者金融は、以下のとおりです。
大手消費者金融 | アイフル | プロミス |
---|---|---|
他社借り入れ | ◎ | ◎ |
総量規制オーバー | ◯ | ◯ |
審査時間 | 最短18分 | 最短3分審査 (回答) |
融資時間 | 最短18分 | 最短3分 |
限度額 | 1万円~800万円 | 1万円~500万円 |
金利 | 3.0%~18.0% | 4.5%〜17.8% |
無利息期間 | はじめての方なら 最大30日間 |
最大30日間 |
この記事で紹介しているランキングは、企業ホームページに掲載されている情報や利用経験者へ実施した意見調査の結果などに基づき、当社の採点基準を用いて公平に評価しています。
2023年のコンテンツとランキングの根拠について
2024年のコンテンツとランキングの根拠について
上記の大手消費者金融は他社借り入れがあっても借りられるうえ、審査時間を短縮しているため、最短3分〜30分で融資を受けられます。
大手消費者金融はAIスコアリングシステムによる審査を導入しており、効率的に融資の可否を判断しているからです。
AIが客観的に融資の可否を判断しているため、他社借り入れがあるからといって審査で不利になりません。
実際に管理人は他社借り入れが3社ある状態で大手消費者金融へ申し込み、20分以内に借入金を受け取れました。
今すぐお金を借りるなら、他社借り入れの件数や金額が多くても即日融資が可能な消費者金融がおすすめです。
アイフルは独立系企業なので借り入れ残高があるへの融資にも積極的
アイフルは消費者金融のなかで唯一、独立系企業として経営しており、借り入れ残高があっても積極的に融資を実施してもらえます。
独自の審査基準を設けているため、融資の可否を自由に判断しているのが特徴です。
他社は銀行が定めた審査基準で融資の可否を判断していることから、借り入れ件数や返済実績によって審査に落ちるケースも少なくありません。
しかし、審査基準がそれほど厳しくないアイフルなら、今まで融資を断られていた人も借り入れできます。
実際にアイフルの審査通過率を調査した結果、申し込んだ人のうち48.2%が借り入れに成功している旨が分かりました。
参考元: 月次データ-財務情報-アイフル株式会社
月次データ-当社について-SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
四半期データブック 2022年6月末-株式会社SBI新生銀行
マンスリーレポート-IR情報-アコム株式会社(三菱UFJフィナンシャル・グループ)
アイフルは申し込んだ人のうち約2人に1人が利用しているうえ、ゆるやかな審査基準で融資の可否を判断しているため、他社借り入れがあっても審査に通過できる借入先です。
他社借入の件数 | 3社以上も可能 | 総量規制オーバーの借入 | おまとめローンなら可能 |
---|---|---|---|
審査時間 | 最短18分 | 融資時間 | 最短18分 |
限度額 | 1万円~800万円 | 金利 | 3.0%~18.0% |
在籍確認なし | ◯ | 郵送物なし | ◯ |
- 借り入れ希望額を10万円程度の少額融資に留めておく
- 既存のローン残債で滞納しているなら1万円〜2万円でも返済を進める
プロミスなら既存のローン残債があっても最短3分で即日融資が可能
プロミスなら既存のローン残債があっても最短3分で即日融資が可能で、どこよりも早く借入金を受け取れます。
融資時間が平均20分の他社と比べて17分も早く審査が完了するため、待ち時間が短いのが最大の魅力です。
上述したAIスコアリングシステムによる審査を導入しており、他社借り入れがあっても審査が長引きません。
さらにプロミスはAIによる審査を導入し、人件費を削減できていることから、17.8%の低金利で借り入れできるのも特徴になります。
他社借り入れの件数が増えると利息が負担になりますので、消費者金融のなかで最も低金利なプロミスを利用するのが最適です。
他社借入の件数 | 3社以上も可能 | 総量規制オーバーの借入 | おまとめローンなら可能 |
---|---|---|---|
審査時間 | 最短3分(回答) | 融資時間 | 最短3分 |
限度額 | 1万円~500万円 | 金利 | 4.5%〜17.8% |
在籍確認なし | ◯ | 郵送物なし | ◯ |
- 他社借り入れの返済を滞りなく進めておく
- 他社借り入れの件数や金額を虚偽をせずに正しく申請する
大手消費者金融は既存のローン残債がある人への融資に積極的で、他社借り入れがあっても利用できる環境を整えています。
今すぐお金を借りたい利用者の希望を叶えられるよう、即日融資にも対応しており、申し込んだ当日中に借り入れが可能です。
他社借り入れの件数が4社〜5社を超える場合でも、おまとめローンや借り換えローンといった総量規制対象外のカードローンを利用できます。
ただし、総量規制対象外のカードローンは完済することが目的なので、追加融資を受けられないのが難点です。
借り入れ件数が5社を超えているのなら、大手よりも審査難易度が低い中小消費者金融の利用も検討しましょう。
中小消費者金融は5件でも借り入れできるため最終手段として利用しよう
中小消費者金融は、他社借り入れが5件目の人でも審査に通過して融資を受けられます。
上述したように中小消費者金融は個人経営をしているケースがほとんどで、大手消費者金融のように親元の銀行から監視されていないため、自由に融資の可否を判断しています。
ただし大手消費者金融と比べて資金力が弱い中小消費者金融は、以下のように利便性が劣りますので、最終手段として利用するのが最適です。
- 高金利
- バレやすい
- 即日融資ができない
- Web完結に対応していない
中小消費者金融は利息が増えやすいだけではなく、Web完結に対応していないケースがほとんどで、即日融資やバレずに借り入れするといった希望を叶えられません。
そのため、他社借り入れの件数や金額が原因でどこからも融資を断られている場合に中小消費者金融を利用しましょう。
他社借り入れがあっても借りられる中小消費者金融は、以下のとおりです。
中小消費者金融 | セントラル | アロー | フタバ |
---|---|---|---|
金利 | 4.8%〜18.0% | 15.0%〜19.94% | 14.959%〜19.945% |
限度額 | 1万円~300万円 | 最大200万円 | 1万円〜50万円 |
無利息期間 | 最大30日間 | ー | 最大30日間 |
融資に前向き | ◯ | ◯ | ◯ |
中小消費者金融は、利息制限法や出資法で定められた上限金利の20.0%に近い金利で貸し付けを実施していますが、セントラルなら大手と同じ18.0%以下が適用されます。
少しでも利息を抑えながら中小消費者金融で借り入れしたい人は、セントラルを利用してみてはいかがでしょうか。
セントラルは最大30日間も利息が0円になるので返済の負担が軽減する
セントラルは最大30日間も利息が0円になるため、他社借り入れがあっても返済の負担が軽減します。
中小消費者金融は資金力が弱く、無利息期間が設けられていないケースがほとんどですが、セントラルなら最大30日間も利息なしで借り入れを続けられるのが特徴になります。
5社目としての利用が可能なので、少しでも返済の負担を抑えたい人に最適です。
ただし、大手と同様の金利や無利息期間が適用されることから、他社の中小消費者金融と比べて審査基準が上がるのが難点になります。
セントラルは大手消費者金融とそれほど変わらない審査基準で融資の可否を判断しており、他社借り入れがあると返済能力を細かく確認されます。
セントラルの審査に通過する可能性を高めたいなら、少しでも返済を進めてから申し込みましょう。
他社借入の件数 | 5社目でも可能 | 無利息期間 | 最大30日間 |
---|---|---|---|
審査時間 | 最短当日 | 融資時間 | 最短当日 |
金利 | 4.80%〜18.0% | 限度額 | 1万円〜300万円 |
アローなら郵送物なしにできるので複数社から借り入れしてもバレづらい
アローは郵送物なしに対応しており、複数社から借り入れしても家族にバレづらい借入先になります。
借り入れがバレる原因として最も多い理由は郵送物で、家族に消費者金融からの契約書類や利用明細書を見られて怪しまれるケースがほとんどです。
しかしアローは中小消費者金融のなかで珍しく公式アプリをリリースしており、書類をスマホで受け取れるため、自宅への郵送物なしにできます。
他社借り入れの件数に関係なく原則として郵送物なしに対応しており、家族にバレる可能性はありません。
郵送物なしのカードローンで借り入れを希望している人は、書類をスマホで受け取れるアローを利用するのも選択肢のひとつです。
他社借入の件数 | 5社目でも可能 | 無利息期間 | なし |
---|---|---|---|
審査時間 | 最短当日 | 融資時間 | 最短45分 |
金利 | 15.0%〜19.94% | 限度額 | 最大200万円 |
フタバは借り入れ件数が4社以内なら審査に通過できるケースがある
フタバは借り入れ件数が4社以内なら審査に通過できるケースがあり、複数社のカードローンを利用していても前向きに融資を実施してもらえる印象があります。
借り入れできる限度額を1万円〜50万円にしており、返済における信頼度が高い少額融資に特化しているからです。
返済しやすい50万円以下の少額融資であれば、貸し倒れのリスクが下がることから、他社借り入れの件数が4社あっても利用できます。
さらに50万円以下なら収入証明書不要になり、年収を細かく確認されないのも嬉しいポイントです。
50万円以上の高額融資を受けたい人には向きませんが、少しだけ借り入れしたいのならフタバの利用を検討しましょう。
他社借入の件数 | 5社目でも可能 | 無利息期間 | 最大30日間 |
---|---|---|---|
審査時間 | 最短当日 | 融資時間 | 最短当日 |
金利 | 14.959%〜19.945% | 限度額 | 1万円〜50万円 |
中小消費者金融は他社借り入れが5社あっても利用できるほど、前向きに融資を実施してもらえます。
しかし大手と比べて資金力が弱いため、上限金利である20.0%に近い高金利な貸し付けを実施しており、利息が増えやすいことが難点です。
5万円を借りたい程度の少額融資であれば、利息はそれほど膨らみませんが、高額融資を受けたり長期にわたって借り入れしたりすると返済が負担になります。
そのため、他の貸金業者で借り入れできる可能性が少しでもあるのなら、中小消費者金融の利用は控えたほうがよいでしょう。
Web取引専門の貸金業者は利用実績を考慮しており、今まで審査に通過できなかった人でも借り入れできる可能性があります。
Web取引専門の貸金業者は利用実績を考慮して融資の可否を判断している
Web取引専門の貸金業者は、自社が提供しているサービスの利用実績を考慮して融資の可否を判断しています。
他社借り入れの件数よりも決済サービスや契約状況といった利用実績を重視しており、従来のカードローンで融資を断られた人でも利用できるのが特徴です。
最近ではLINEやメルカリといった異業種が貸金業に新規参入しており、Webに特化したカードローンを提供しています。
Web取引専門の貸金業者は若者世代が手軽に借り入れできる環境を整える目的で、申し込みから返済までの手続きがWebで完結するため、面倒な手間が発生しません。
バレずにお金を借りることも可能なので、誰にも内緒でカードローンを利用したいのなら、Web取引専門の貸金業者への申し込みも検討しましょう。
他社借り入れがあっても借りられるWeb取引専門の貸金業者を調査した結果は、以下のとおりです。
Web取引専門の貸金業者 | 他社借り入れの件数 | 審査基準 | 審査通過を高くする方法 |
---|---|---|---|
LINEポケットマネー | 借り換えなら4社目も可能 | LINEスコアの点数 |
|
メルペイスマートマネー | 2社〜3社なら可能 | メルカリの取引件数や評価 |
|
dスマホローン | 2社〜3社なら可能 | ドコモスコアリングの点数 |
|
なかでもLINEポケットマネーは、借り換えを利用すれば4社目でも融資を受けられるうえ、LINEアプリを利用しているだけで審査を優遇してもらえます。
普段からLINEを利用したりLINEニュースを見たりする人は、他社借り入れがあっても審査に通過する可能性が高くなります。
従来のカードローンとは異なる審査基準で融資の可否を判断しているため、学生がお金を借りる方法としても最適です。
ただし、利用実績を重視して融資の可否をしているものの、従来のカードローンと同様に返済能力が認められないと審査に通過できないことは覚えておきましょう。
自分の返済能力で審査に通過できるか不安な人は、クレジットカードのキャッシング枠を利用するのもひとつの手段です。
手持ちのクレジットカードにキャッシング枠があれば審査なしも可能
手持ちのクレジットカードにキャッシング枠が付帯していれば、他社借り入れがあっても借りられるうえに、審査なしも可能です。
クレジットカードを発行する際、キャッシング枠を付帯していれば、再び審査を受ける必要がありません。
つまり、他社借り入れの件数や金額といった信用情報を確認されずに融資を受けられるということです。
既に審査が完了しているため、会社への在籍確認なしで借り入れを始められるのも特徴になります。
在籍確認なしや審査なしの借り入れを希望するのなら、クレジットカードのキャッシングを検討しましょう。
クレジットカードとカードローンの違いについて調査した結果は、以下のとおりです。
借入先 | クレジットカードのキャッシング枠 | 消費者金融のカードローン |
---|---|---|
他社借り入れ件数 | 1社〜2社 | 3社〜4社 |
年収の3分の1以上の借入 | 不可 | おまとめローンなら可能 |
即日融資 | 付帯していれば可能 | 大手消費者金融なら可能 |
金利 | 15.0%〜18.0% | 3.0%〜18.0% |
限度額 | 1万円〜100万円 | 1万円〜800万円 |
無利息期間 | なし | 平均で最大30日間 |
調査した結果、クレジットカードのキャッシング枠は、消費者金融が提供するカードローンと比べて貸付条件が悪いことがわかりました。
総量規制超えのキャッシングができないため、他社借り入れの件数が3社以上あると融資を断られるケースがほとんどです。
一方で消費者金融のカードローンは年収の3分の1を超えた借り入れが可能なうえ、7件でも審査に通過するケースがあります。
他社借り入れ7件で審査に通過する方法!返済を滞納せずに進めよう
他社借り入れ7件で審査に通過する方法は、返済を滞納せずに進めておくことです。
カードローンの審査では返済能力の確認が義務付けられており、遅延や延滞を繰り返していると信用度が下がり、融資を断られます。
貸金業法上の規制
引用元: 与信審査について(貸金業者等)-内閣府
返済能力調査を義務付け(貸金業法第13条第1項)
カードローン会社は貸し倒れのリスクを懸念しており、信頼度が低くて利息収益を回収できなくなる可能性がある人への融資に消極的になるからです。
一方で既存のローン残債を期日通りに返済している人は信用度が高く、返済能力を認めてもらえることから、他社借り入れがあっても前向きに審査を進めてもらえます。
むしろキャッシングが初めての人よりも、返済実績を積んだ優良顧客への融資には積極的で、2社目以降のほうが審査に通過しやすくなります。
他社借り入れがあっても返済における信頼度が高ければ優良顧客として認めてもらえるため、滞納しているのなら、1万円〜2万円でも支払いを進めましょう。
ただし、短期間に複数社へ申し込むとカードローン会社からの印象が悪くなり、審査に落ちる可能性が高くなります。
半年で2社以上に申し込むと融資を断られるため1社に抑えるのが最適
カードローンは半年で2社以上に申し込むと融資を断られる可能性が高くなるため、1社に抑えるのが最適です。
短期間で複数社のカードローンに申し込むと慢性的にお金がない印象を与えることから、信用度が下がり、審査に落ちるケースがあります。
前回の利用履歴がバレないと思う人もいるかもしれませんが、申し込みに関する情報は信用情報に登録されており、カードローン会社同士で共有しています。
カードローンの審査では必ず信用情報を開示しており、利用履歴を確認されますので、申し込みに関する情報が削除される半年後に申し込みましょう。
内容 | 登録期間 |
---|---|
申込みに関する情報 | 照会日から6ヶ月以内 |
参考元: 信用情報の内容と登録期間
前回の申し込みから半年後に申し込むと、カードローン会社からの信頼度が上がり審査に通過できる可能性が高くなります。
他にも、審査に通過する可能性を少しでも高めたいのなら、借り入れ希望金額を10万円程度に留めておくのもひとつの手段です。
借り入れ希望金額を10万円程度の少額融資にすると審査に通りやすい
カードローンに申し込む際は、借り入れ希望金額を10万円程度の少額にすると審査に通過しやすくなります。
10万円程度の少額融資であれば返済における信頼度が高く、貸し倒れのリスクが少ないと判断してもらえるからです。
さらに50万円以下の少額融資なら年収を細かく調査する義務が課せられていないため、収入証明書不要で申し込みが完了します。
ある貸金業者から50万円を超えて借入れる場合、他の貸金業者から借入れている分も合わせて合計100万円を超えて借入れる場合、のどちらかに当てはまると、「収入を証明する書類」の提出が必要です。
引用元: 年収を証明する書類とは【貸金業界の状況】-日本貸金業協会
50万円以下の少額融資であれば年収をそれほど細かく確認されず、他社借り入れがあっても審査に通過できる可能性が高くなります。
10万円では足りないと思う人もいるかもしれませんが、消費者金融なら増額申請をすると、限度額を引き上げてもらうことが可能です。
初回の契約枠以上に借りたい人は増額申請すると追加融資を受けられる
初回の契約枠以上借りたい人は、増額申請をすると追加融資を受けられます。
カードローン会社は利息収益を得る目的があるため、返済実績を積んだ優良顧客へ積極的に追加融資を実施しています。
特に消費者金融は追加融資に積極的で、3ヶ月〜6ヶ月程度の返済実績を積めば優良顧客として扱われ、増額審査に通過できます。
消費者金融の限度額を上げる方法は期日を守って返済を進めることで、誰でも増額審査に通過しやすいのが嬉しいポイントです。
実際に管理人はカードローンを3件利用しており、借り入れ総額が100万円ありましたが、返済を滞りなく進めていたので申し込みから3ヶ月で増額審査に通過できました。
ただし、借り入れ総額が100万円以上または50万円以上の高額融資を希望すると、収入証明書によって細かく返済能力を調査されますので覚えておきましょう。
50万円以上の融資を希望すると収入証明書が必要になるのがデメリット
50万円以上の高額融資を希望する場合は、収入証明証の提出が必要になるのがデメリットです。
10万円程度の少額融資と比べて50万円を超える高額融資は、貸し倒れのリスクが大きくなるため、返済における信頼度を確認する必要があります。
つまり、収入証明書によって返済能力の有無を細かく確認されるということです。
収入証明書の提出が遅れると信頼度が下がり、融資を受けられない可能性が高くなるだけではなく、融資時間が長引きますので事前に準備しましょう。
収入証明書としてカードローン会社に提出できる書類は、以下のとおりです。
収入証明書 | 提出できる条件 |
---|---|
給料明細書 | 直近3ヶ月以内に発行された書類 |
源泉徴収票 | 最新年度の日付が記載されている |
確定申告書 | 勤務先の情報が記載されている |
納税通知書 | 直近6ヶ月以内に交付された書類 |
いずれかの書類は収入証明書として提出が可能で、最新年月日や勤務先の情報が記載されていることが条件になります。
カードローン会社は、申し込み者が過去の勤務先で発行された収入証明書を提出できないようにする目的で、日付や勤務先の情報が記載されている書類を求めています。
収入証明書は用意するだけではなく、日付の確認もしておくことが最適です。
他にも、既存のローン残債と合わせた借り入れ総額が100万円を超える場合やおまとめローンを利用する人も収入証明書の提出が求められます。
4件以上の人は総量規制オーバーで借入できるおまとめローンを選ぼう
他社借り入れの件数が4社以上ある人は、総量規制オーバーで借り入れできるおまとめローンを選ぶのが最適です。
他社借り入れが4社以上ある場合、返済における信用度が低いと判断され、通常のカードローンで融資を受けることが困難になります。
しかし総量規制の例外貸付に分類されているおまとめローンなら、年収の3分の1以上の利用ができるため、上限なしで借り入れできます。
複数の借入れを一本化する、いわゆる「おまとめローン」は、法令が規定する一定の条件を満たせば、「顧客に一方的有利となる借換え」として総量規制の「例外貸付け」に該当し、貸金業者から年収の3分の1を超えて利用できる場合があります。
引用元: 総量規制が適用されない場合について【貸金業界の状況】-日本貸金業協会
おまとめローンは他社借り入れの件数が4社以上の人を貸付対象にしており、複数社のカードローンを利用しているからといって審査に不利にはなりません。
おまとめローンを利用できる借入先は、以下のとおりです。
借入先 | 商品名 | 限度額 | 金利 |
---|---|---|---|
アイフル | おまとめMAX | 1万円~800万円 | 3.0%~17.5% |
プロミス | おまとめローン | 1万円~300万円 | 6.3%~17.8% |
レイク | レイクdeおまとめ | 1万円~500万円 | 6.0%~17.5% |
SMBCモビット | おまとめローン | 最大500万円 | 3.0%~18.0% |
なかでもアイフルのおまとめMAXは最大800万円も借り換えられるうえに、最大金利が17.5%なので、今よりも低金利で利用できる可能性が高くなります。
上述したようにアイフルは銀行の傘下ではなく、独立系企業として経営しているため、他社借り入れがあっても前向きに融資を検討してもらえるでしょう。
ただし、おまとめローンは返済することが目的の金融商品になり、追加融資を受けられないのが難点になります。
他社借り入れが4社以上ある場合はおまとめローンを使用し、借り入れ残高を減少させてから追加融資を受けるのも手段のひとつです。
一方で借り入れ件数が1社だけの人は、借り換えローンを利用できます。
1件なら金利を引き下げてもらえる借り換えローンを利用できる
他社借り入れの件数が1件なら、金利をを引き下げてもらえる借り換えローンを利用できます。
借り換えローンとは新たなカードローンを契約し、借りたお金で既存のローン残債を完済させる金融商品のことです。
例えば1社目を金利18.0%で借り入れしていた場合、金利15.0%のカードローンに借り換えると3.0%も引き下がります。
借り換えローンは借り入れ残高を段階的に減少させる目的があり、既存カードローンよりも金利が上回らないように改正貸金業法施行規則で義務付けられています。
「借換後」の金利が「借換前」の金利を上回ることがないようにする。なお、複数の債務をまとめる場合、「借換後」の金利は、「借換前」の金利を各 債務の元本で加重平均した金利(注)を上回らないこととする。
引用元: 改正貸金業法に関する内閣府令の改正の概要-金融庁
借り換えローンを利用すれば、既存のカードローンよりも必ず低金利で借り入れできるため、完済を目指したい人に最適です。
カードローンの借り換えを希望している人は、消費者金融よりも低金利で借り入れできる銀行カードローンを利用するのも検討しましょう。
審査の厳格化をしている銀行カードローンは1社目で利用するのが最適
銀行カードローンは審査の厳格化をしているため、1社目として利用するのが最適です。
金融庁から過剰貸付を指摘されて以降、自主的に審査難易度を上げて業務運営の適正化を推進しています。
銀行カードローンについては、ここ数年の間に見られた融資残高の増加から、過剰な貸付けが行われているのではないかといった批判・指摘等がなされてきており、各行では、自主的な業務運営の見直しを検討・実施してきています。
引用元: 銀行カードローンのフォローアップ調査結果について-金融庁
特に三井住友銀行や三菱UFJ銀行といったメガバンクは、全国銀行協会の正会員であることから金融庁からの監視が厳しく、他社借り入れがある人への融資に消極的な印象があります。
一方で、ネット銀行カードローンは全国銀行協会の準会員に属しており、正会員であるメガバンクと比べて金融庁からの監視がそれほど厳しくないのが特徴です。
ネット銀行カードローンなら、他社借り入れがあってもお金を借りられる可能性が十分にあります。
他社借り入れがあっても審査に通過しやすいネット銀行カードローンは、以下のとおりです。
ネット銀行カードローン | 他社借り入れの件数 | 金利 | 限度額 | 借り換え |
---|---|---|---|---|
楽天銀行スーパーローン | 1社なら可能 | 1.9%~14.5% | 10万円〜800万円 | ◯ |
セブン銀行カードローン | 1社なら可能 | 12.0%〜15.0% | 10万円〜300万円 | ◯ |
イオン銀行カードローン | 1社なら可能 | 3.8%~13.8% | 10万円~800万円 | ◯ |
ネット銀行カードローンは店舗を持たずに経営しており、人件費を削減できていることから、平均14.5%の低金利で借り入れできるのが特徴になります。
低金利で借り入れできれば、複数社のカードローンを利用しても返済の負担が軽減します。
低金利のカードローンを利用したい人は、「低金利のカードローンで一番お得なのはどれ?おすすめの金融機関を徹底解説」で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
ただし銀行のフリーローンは2社目としての利用が難しいので、検討しているのであれば、既存の借り入れを完済させてから申し込みましょう。
フリーローンは申し込み条件が厳しいため2社目以降の借り入れが難しい
銀行のフリーローンは申し込み条件が厳しいため、2社目以降の借り入れができないケースがほとんどです。
フリーローンとは主に銀行が取り扱っている個人向け融資のことで、カードローンよりも低金利で借り入れできるのが特徴になります。
平均5.0%〜15.0%の低金利で利用できる代わりに十分な返済能力が必要になり、他社借り入れがあると貸し倒れのリスクが高いと判断されます。
フリーローンで借り入れを検討している人は、既存のローン残債を完済させてから申し込んだほうがよいでしょう。
フリーローンとカードローンの違いについて調査した結果は、以下のとおりです。
借り入れ方法 | カードローン | フリーローン |
---|---|---|
他社借り入れの件数 | 4社以上でも可能 | 1社目なら可能 |
平均金利 | 18.0% | 5.0%〜15.0% |
借り入れ回数 | 制限なし | 1回のみ |
融資時間 | 最短即日 | 最短1週間 |
最低の借り入れ金額 | 1,000円 | 10万円 |
資金用途 | 自由 | 申告が必須 |
フリーローンはカードローンと違って借り入れできる回数が1回に制限されており、一度にまとまったお金を受け取れます。
必要なお金を一度で借り入れできるうえ、低金利で利息を抑えられるため、返済の管理をしやすいのが利点です。
さらにフリーローンは、申し込む先によって他社借り入れに含まれないケースがあります。
他社借り入れに含まれないローンは申し込み時に申告する必要がない
他社借り入れに含まれないローンは、申し込み時の申告が不要になります。
基本的に総量規制対象外のローン商品は借り入れ残高に含まれないため、申告が必要ありません。
カードローン会社が他社借り入れの件数や金額を調査する理由は、金融庁から総量規制を超える貸し付けを禁止されているからです。
銀行カードローンは総量規制対象外になるものの、貸金業法にならった基準で貸し付けをしていることから、消費者金融と同様に年収の3分の1を上限にしています。
誤った金額や件数で申し込むと信用度が下がり、審査に落ちてしまいますので、他社借り入れに含まれないローンを確認しましょう。
他社借り入れに含まれないローンは、以下のとおりです。
他社借り入れに含まれないローンは申し込み時に申告が不要で、借り入れしているからといって審査に落ちる原因にはなりません。
ただし銀行カードローンは特殊で、他社借り入れには含まれますが、消費者金融に申し込むのなら申告が不要になります。
銀行カードローンの借り入れ残高は消費者金融に申し込むなら申告が不要
消費者金融に申し込む際、銀行カードローンの借り入れ残高は申告が不要になります。
貸金業法を遵守する消費者金融と銀行法に基づいて経営している銀行カードローンでは、借り入れ残高の取り扱いが異なるからです。
消費者金融は貸金業法によって契約前に顧客の借り入れ残高を確認することが義務付けられていますが、適用外となるローンは計上する必要がありません。
つまり、消費者金融側が審査の際に確認するのは、同業やクレジットカードのキャッシングといった貸金業に該当するローンのみということです。
貸金業法が適用されない銀行カードローンを誤って申告してしまうと、無駄に借り入れ残高が増えて審査で不利になってしまうため、気をつけましょう。
ただし、既存の借り入れが銀行カードローンの場合は、申告が必要になります。
2社目も銀行カードローンで借り入れするなら申告が必要になる
2社目も銀行カードローンを利用する人は、他社借り入れの件数や金額を申告する必要があります。
銀行カードローンの借り入れ残高は、同じ銀行法による取り扱いになるからです。
銀行カードローンは他社借り入れに含まれないわけではなく、申し込む金融機関によって取り扱いが異なります。
他にも、銀行カードローンへ申し込む際は、消費者金融で借り入れしている金額や件数の申告が必要になるケースがほとんどです。
遵守している法律が違ったとしても、銀行は金融庁から過剰貸付を指摘されているため、申し込み者が多重債務に陥らないように消費者金融からの借り入れも確認しています。
消費者金融よりも他社借り入れの件数や金額を細かく調査していますので、忘れないように申告しましょう。
銀行カードローンは消費者金融の借り入れ残高は申告が必要ですが、住宅ローンやマイカーローンであれば不要です。
総量規制対象外の住宅ローンやマイカーローンは借入残高に加算されない
カードローンに申し込む際、総量規制対象外の住宅ローンやマイカーローンは、借り入れ残高に加算されません。
一般的に住宅ローンやマイカーローンは年収の3分の1以内に収めることが難しいため、総量規制の除外貸付に分類されています。
不動産購入のための貸付け(いわゆる住宅ローン)
引用元: 総量規制が適用されない場合について【貸金業界の状況】-日本貸金業協会
自動車購入時の自動車担保貸付け(いわゆる自動車ローン)
他社借り入れの金額が年収の3分の1以内であれば、住宅ローンやマイカーローンを組んでいてもカードローンの利用が可能です。
一方でカードローンを契約中に住宅ローンやマイカーローンを組もうとすると、返済における信頼度が低いと判断され、審査に落ちるケースがあります。
住宅ローンやマイカーローンの契約を検討している人は、少しでも返済を進めて実績を作ってから申し込みましょう。
ショッピングローンは購入代金を立て替える仕組みなので申請が不要
ショッピングローンは購入代金を立て替える仕組みになるため、他社借り入れには含まれません。
実際に消費者金融のレイクは、ショッピングローンを借り入れ残高に含まない旨を公式ホームページで公表しています。
ショッピングローンはお借入れ件数・金額に含まれません。
引用元: よくあるご質問-お借入れならカードローン・キャッシングのレイク
ショッピングローンは借り入れするのではなく、商品を分割で購入する支払い方法のひとつになります。
そのため、分割払いが残っている状態でも、カードローンの審査には影響がありません。
資金使途が買い物に限られるものの、他社借り入れがあっても利用できるため、既に購入したい商品が決まっているのならショッピングローンを検討しましょう。
既に購入したい商品が決まっているのであれば、クレジットカードのショッピング枠を利用することもひとつの手段です。
クレジットカードのショッピング枠は割賦販売法によって含まれない
カードローンへ申し込む際、割賦販売法に基づいて経営しているクレジットカードのショッピング枠は、申告が不要になります。
割賦販売法は、後払いや分割払いで商品を購入する際のクレジット契約に関する規律を定めており、貸し付けについて制限を設けていないからです。
ショッピング枠はクレジットカードによる買い物で使用できる利用枠になるため、カードローンの審査に影響がないうえ、借り入れ残高に加算されません。
ただし、ショッピング枠の支払いを滞納すると信用情報に記録され、カードローンの審査に不利になります。
信用情報機関が保有する信用情報には、クレジットカードの利用履歴に関する情報も記載されており、カードローンの審査でも確認しています。
信用情報とは、クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことで、客観的な取引事実を登録した個人の情報です。
引用元: 信用情報とは-指定信用情報機関のCIC
クレジットカードの利用履歴で問題があると返済における信用度を認めてもらえず、カードローンの審査に落ちますので、滞納せずに支払いをしましょう。
一方でクレジットカードのキャッシング枠を利用してお金を借りている場合、申告が必要になります。
キャッシング枠は総量規制の対象になるため忘れず申請しよう
クレジットカードのキャッシング枠は総量規制の対象になり、他社借り入れを申告する際の借り入れ残高に含まれます。
キャッシング枠はお金を借りることになり、借り入れ残高を年収の3分の1までに制限されています。
消費者金融と銀行カードローンのどちらから融資を受ける場合も、他社借り入れとして申告する必要がありますので、覚えておきましょう。
反対にクレジットカードのキャッシング枠で融資を受ける際は、他社借り入れの申告が不要になるケースがあります。
さらに手持ちのクレジットカードにキャッシング枠が付帯していれば、他社借り入れの申告が必要ないだけではなく、審査なしも可能になります。
既にキャッシング枠が付帯している人は、クレジットカードでお金を借りることもひとつの手段です。
キャッシング枠を含めた他社借り入れの件数や金額は、カードローンの審査において重要な判断基準のひとつになります。
意図的ではなくても、他社借り入れに含まれるローン商品の申告を忘れると信頼度が下がり、審査に落ちる可能性が高くなります。
返済を滞りなく進めていれば、他社借り入れがあっても融資を受けられるため、正しく申告することが最適です。
他社借り入れとは?既存のカードローンで借入している件数や金額のこと
他社借り入れとは、既存のカードローンで借り入れしている件数や金額のことです。
カードローン会社は返済能力を調査する目的で、他社借り入れの件数や金額の申告を求めています。
他社借り入れがあると審査で不利になると思うかもしれませんが、返済実績を積んでいれば優良顧客として認めてもらえるため、審査に通過できます。
むしろ返済実績がある優良顧客への融資には積極的で、他社借り入れがあっても審査は不利になりません。
カードローン会社は利息収益を得る目的があることから、返済における信頼度が高い優良顧客へ積極的に融資を実施しています。
反対に返済を滞納している人は信頼度が低く、貸し倒れのリスクを懸念され、融資を断られるケースがほとんどです。
他社借り入れの件数が多くても、既存のローン残債が総量規制の範囲内であれば、誰でも審査に通過できます。
既存のローン残債が年収の3分の1以内なら借り入れが可能
他社借り入れがあっても、既存のローン残債が年収の3分の1以内なら融資を受けられます。
例えば年収が300万円の場合、他社借り入れが4社あっても既存のローン残債が100万円以内であれば審査に通過できます。
消費者金融が遵守している貸金業法の総量規制では、年収の3分の1以内の借り入れを認めているからです。
銀行カードローンも貸金業法にならった基準で融資の可否を判断しているため、消費者金融と同様に年収の3分の1まで借り入れできます。
既存のローン残債を重視して融資の可否を決めていることから、他社借り入れの件数が多くても審査は不利になりません。
むしろ、審査に通過する可能性を高めたいからといって他社借り入れの件数で虚偽の申告をすると、融資を断られる原因になります。
申し込み時に嘘をつくと信用情報でバレるので正しく申告しよう
申し込み時に他社借り入れの件数や金額で嘘をついても、信用情報を開示される際にバレるので正しく申告することが最適です。
カードローンの審査では、日本信用情報機関や指定信用情報機関で申し込み者の信用情報を必ず開示しています。
信用情報には他社借り入れの件数や金額が記載されており、嘘をついたとしても必ずバレてしまいます。
上述したように他社借り入れの件数や金額で虚偽があると信頼度が下がり、審査に落ちますので正しく申告しましょう。
借り入れ件数や金額がわからない人もいるかもしれませんが、信用情報機関で開示すれば確認できます。
現在の借り入れ状況がわからない時は信用情報機関で開示できる
現在の借り入れ状況がわからない時は、信用情報機関で開示すると確認が可能です。
信用情報は貸金業者だけではなく、個人でも開示することが可能で、Webや郵送で申し込めます。
Webであれば、スマホアプリをダウンロードして本人認証や自分の情報を入力するだけで申し込みが完了し、信用情報記録開示書を受け取れます。
信用情報記録開示書はメールで受け取れるため、家族に怪しまれる心配がないのも嬉しいポイントです。
開示するのを面倒に思う人もいるかもしれませんが、スマホひとつで手続きが完了することから、それほど難しくはありません。
他社借り入れの件数や金額がわからないままカードローンへ申し込むと、審査に落ちますので、信用情報を開示してから利用しましょう。
信用情報を開示した結果、既存のローン残債が年収の3分の1に近い状態でカードローンの審査に通過できなかった場合は、国の公的融資制度でお金を借りるのもひとつの手段です。
公的融資制度は利益を追求するのではなく、生活困窮者の自立支援を目的にしており、消費者金融や銀行カードローンから融資を断られた人でも利用できます。
反対に既存のローン残債が年収の3分の1以内であれば、カードローンの審査に通過してお金を借りられます。
最後に、他社借り入れがあっても借りられるカードローンを紹介しますので、申し込む際の参考にしてください。
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